LUN
LUN を作成する前に、まずStorage Managerでボリュームを作成する必要があります。
さまざまな機能を持つ LUN タイプがさまざまな色で表示されます。
- インスタント スナップショットをサポートする新しい高度な LUN 機能を持つ LUN。
- レガシーの高度な LUN 機能を持つ LUN など、Thin Provisioning を持つ LUN。
- Thin Provisioning のない LUN がほとんどの事例でより良いパフォーマンスを持ちます。
重要:
- インスタント スナップショットをサポートする新しい高度な LUN 機能を持つ LUNのみ。このタイプの LUN は Btrfs ボリューム上で作成される必要があり、DSM 6.2 以降で利用可能です。
LUN の作成方法:
- [作成]をクリックします。
- この LUN のプロパティを設定します。
- LUN 名
- 場所:LUN の作成後は場所を修正できませんが、この LUN を別のボリュームにコピーできます。
- 容量:LUN のサイズは少なくとも 1GB でなければなりません。レガシーの高度な LUN 機能がある LUN の場合、サイズは少なくとも10GBのサイズでなければなりません。
- Thin Provisioning:LUN が作成された後では、Thin Provisioning とスペース再利用設定を変更できません。
- 高度な LUN 機能:Btrfs ボリューム上の新しい高度な LUN 機能がある LUN は、インスタント スナップショット、複製、およびクローンを提供できます。
- 割り当てユニット サイズ:レガシーの高度な LUN 機能がある LUN を使用する場合にのみ必要です。以下の注意をチェックして、パフォーマンスを最適化してください。
- ウィザードに従ってプロセスを完了します。
注:
- 新しい LUN は、ボリュームの空き容量が 1 GB 未満のときには作成できません。
- 高度な LUN 機能は、スナップショット、同じボリュームにおける高速クローン、および Microsoft Windows ODX や VMware VAAI などのストレージ アクセラレーション コマンドを含んでいます。
- レガシーの高度な LUN機能を有効化すると、I/Oパフォーマンスに影響が出ることがあります。
- サポートされる LUN の数は、DiskStation のモデルの数によって異なります。製品の仕様については、www.synology.com をご覧ください。
割当ユニット サイズは Microsoft Exchange Server、SQL Server、および仮想サーバーなど、特定のアプリケーション サーバー、および Microsoft Windows ODX や VMware VAAI などのストレージ アクセラレーション テクノロジーなどに対して最適化できます。
ストレージ アクセラレーション コマンドが有効化されている標準的な LUN の場合、アプリケーションサーバーまたは RDM (パススルー) 方法から直接接続を使用するときには、割当ユニットサイズをアプリケーションに指定することをお勧めします。Windows ODX に Synology のストレージ アクセラレーション テクノロジーを活用する場合、DSM で指定したものと同じ(またはそれ以上)サイズの割当ユニット サイズで NTFS ボリュームをフォーマットするようお薦めします。
注:
- 各ボリュームの割当ユニット サイズは1回しか設定できません。
LUN を削除する方法:
LUN を削除すると、LUNに関するすべてのデータが削除されます。LUN とマップされている Target 間との接続も失われます。
- 削除するボLUN を選択します。
- [削除] ボタンをクリックし、ウィザードに従って作業を完了します。
LUN を編集する方法:
- 編集する LUN を選択します。
- [編集]をクリックします。
- 必要なプロパティを編集します。
- [OK]をクリックして、設定を保存します。
注:
- LUN の能力を編集しているときにデータ喪失を回避するには、それを現在のサイズより大きくすることのみが可能です。
- iSCSI LUN の状態が利用不可 になった場合は、iSCSI LUN にアクセスしようとしてデータ関連のエラーが発生したことを意味しています。お使いのシステムでの重大なデータ喪失を避けるために、この iSCSI LUN は、一時的に利用できなくなります。可能な限り早急に、サポートのために、Synology にご連絡ください。
お使いの DiskStation が OpenStack Cinder のストレージ バックエンドとしている場合には、ストレージ アクセラレーション コマンドを持つ LUN がCinder ボリュームを作成する際に使用されます。Cinder によって使用される LUN/Target の操作や管理は、お使いの DiskStation で制限されます。
- Cinder LUN は編集できません。
- Cinder Target の名前、IQN、マッピングといった情報は編集できません。
- 一般的な LUN/Target に対して Cinder LUN/Target のマッピングを行うことはできません。
- DSM ユーザー インターフェイスから Cinder LUN のスナップショットを撮ることや、Cinder LUN のスナップショットの編集、削除、または保存を行うことはできません。
- Cinder LUN/スナップショットからクローンされた LUN は、一般的な LUN となります。
LUN をクローンする方法:
- クローンするLUN を選択します。
- [クローン] をクリックします。
- クローンされた LUN の名前を編集し、ディスティネーション ボリュームを選択してください。
- [OK]をクリックして開始します。
追加情報
- LUN の機能を使用して別のボリュームに移動することができます。
- 高度な LUN 機能により、同じボリュームの中ですぐに LUN のクローンを作ることができます。
- 新しい高度な LUNの機能がある LUN は、Btrfs ボリュームにのみクローンを作ることができます。
- レガシーの高度な LUN 機能を持つ LUN が Btrfs ボリュームにクローンされると、それは新しい高度な LUNの機能を持つ LUN に変換されます。それが別の ext4 ボリュームにクローンされると、レガシーの高度な LUN 機能はオフになります。
- LUN のプロパティは、レガシーの高度な LUN機能を持つ LUN を除き、クローン後も変化しません。
- 高度な LUNの機能なしで LUN のクローンを作成する場合、クローンの失敗やデータの不一致を防ぐために LUN を切断することをお勧めします。
用語集:
- Thin Provisioning:Thin Provisioning は、ストレージスペースを必要なときに必要なだけ割り当ててストレージを最適化する方法です。
- VMware VAAI:Array Integration (VAAI) の VMware vStorage API は、仮想ストレージ アレイでの標準作業を VMware vSphere 環境の iSCSI デバイスに渡すことで、ストレージの性能を高めます。
- Windows ODX:Offload Data Transfer (ODX) は、Windows が開発し、Windows Server 2012 と 8 に組み込まれた新しいデータ転送技術です。
データ ソースとクローン先が同一ボリュームの LUN にある場合は、ストレージ スペースの消費量を 99.9% まで節約し、同時にクローン処理も加速できるストレージ アクセラレーション コマンドでクローンが行われます。
- ターゲット マッピング:LUN をひとつ、または複数のターゲットにマッピングします。
- Synology Snapshot Manager:Synology Snapshot Manager は、アプリケーション コンシステントなスナップショットを DiskStation Manager (DSM) から直接撮影するためのソフトウェア プラグインです。
- VMware 環境では、VMware vCenter Server がインストールされた Windows サーバーに Synology Snapshot Manager をインストールする必要があります。DSM でスナップショットが撮影されると、VMware vCenter Server に通知が送信され、データの統合性を図るために、メモリからスナップショットが撮影された LUN へすべてのデータを転送します。スナップショットの撮影が完了すると、VMware vCenter Server は VMware の通常の データ保存の I/O 作業を続行します。Synology Snapshot Manager for VMware vCenter Server は、vSphere 5.1 以降のバージョンに対応しています。
- Windows 環境では、Windows サーバーに Synology Snapshot Manager をインストールする必要があります。DSM でスナップショットが撮影されると、Synology Snapshot Manager は Microsoft ボリューム シャドウ コピーサービス(VSS)テクノロジーを利用して、整合性が取れた、その時点でのデータ コピーを作成します。Synology Snapshot Manager for Windows は、Windows Server 2008 R2、2012、2012 R2 に対応しています。
- Synology Snapshot Manager は www.synology.com から無償でダウンロードできます。