iSCSI LUN

iSCSI は、ローカル ネットワークまたは長距離でのデータをやり取りを行う、ストレージ ネットワーキング機能です。iSCSI LUN を iSCSI Target にマッピングすると、クライアントがそのスペースをローカルディスクのようにアクセスできるようになります。iSCSI LUN (logical unit number) を 1 つ、または複数の iSCSI Target にマップして、iSCSI ストレージ サービスを提供します。[ストレージマネージャ] > [iSCSI LUN] を選択して iSCSI LUN を管理します。

注:

サポートされる iSCSI LUN の数は、Synology NAS のモデルにより異なります。製品の仕様については、www.synology.com をご覧ください。

Synology NAS は現時点で、次のタイプの iSCSI LUN に対応しています。

注:

高度な LUN 機能を備えた iSCSI LUN は、ext4/Btrfs ファイル システムでしか使用できません。

iSCSI LUN を作成する:

  1. [作成] をクリックします。
  2. 作成する iSCSI LUN タイプを選択します。
  3. ウィザードに従って処理を終了します。

注:

高度な LUN 機能は、iSCSI LUN の初期構築時にしか有効にすることができません。後からこの設定を変更することはできません。

Microsoft Exchange や SQL Server、仮想化サーバー、 Microsoft Windows ODX や VMware VAAI などのストレージ アクセラレーション技術など、アプリケーション サーバーの特定の機能については、高度な LUN 割り当てユニット サイズを最適化できます。次のいずれかを行ってください。

アプリケーション サーバーからダイレクト接続を使用するか、Synology NAS 上で高度な iSCSI LUN で作業を行う RDM(パススルー) を使用するときに、アプリケーションに割り当てユニット サイズを指定するようお薦めします。Synology Advanced LUN テクノロジーを活用してWindows ODX のクローンを行うには、DSM で指定したものと同じ(またはそれ以上)サイズの割り当てユニット サイズで NTFS ボリュームをフォーマットするようお薦めします。

注:

各ボリュームの Advanced LUN 割り当てユニットは 1 回しか設定できません。

iSCSI LUN を削除する:

iSCSI LUN を削除すると、iSCSI LUN 上のデータもすべて削除されます。iSCSI LUN とマップされている iSCSI Target との接続も失われます。

  1. 削除する iSCSI LUN を選択します。
  2. [削除] ボタンをクリックし、ウィザードに従って作業を完了します。

注:

Synology NAS 上の VAAI LUN を削除しても、すぐにディスク スペースが空けられるわけではありません。データはシステムに確保されている @EP_trash というフォルダに移され、1 つずつ削除されます。例えば Synology NAS から 100 GB VAAI LUN を削除した場合、ディスク ボリューム上の 100 GB が完全に開放されるには約 15-20 分かかります。

iSCSI LUN(ブロックレベル)を強制マウントする:

iSCSI LUN(ブロックレベル)のキャッシュがない場合、ブートアップ時にシステムは iSCSI LUN(ブロックレベル)をマウントしません。キャッシュを復元できず、iSCSI LUN(ブロックレベル)にアクセスしたい場合は、[強制マウント] を選択できます。

注:

この機能は、一部のモデルでしか使用できません。

iSCSI LUN を編集する:

  1. 編集する iSCSI LUN を選択します。
  2. [編集] をクリックします。
  3. 任意のプロパティを編集します。
  4. [OK] をクリックして、設定を保存します。

注:

iSCSI LUN の容量を変更する際にデータを損失しないように、現在のサイズより大きい容量にしか変更できないようになっています。

iSCSI LUN のスナップショットを取得する:

iSCSI LUN のスナップショットでは、ある瞬間が取得され、iSCSI LUN の読み取り専用コピーが作成されます。

  1. 取得したい iSCSI LUN を選択します。
  2. [スナップショット] をクリックし、[スナップショットを撮る] を選択します。
  3. このスナップショットの説明を入力してください。
  4. 必要に応じて、スナップショットの形式を選択してください。
  5. 自動削除が行われたときに維持設定を無視するかどうかについて、[ロック] ドロップダウン リストから [はい/いいえ] を選択します。
  6. [OK] をクリックします。

iSCSI LUN のスナップショットを編集する:

  1. 編集したいスナップショットの iSCSI LUN を選択します。
  2. [スナップショット リスト]をクリックします。
  3. 編集したいスナップショットを選択して[参照]をクリックします。
  4. スナップショットを編集するには、次のような方法があります。
  5. [OK] をクリックして、設定を保存します。

予約スナップショットを構成する:

スナップショットの撮影を予約しておくと、ストレージ マネージャが指定された時間と頻度で自動的にスナップショットを撮影してくれるため、手動でスナップショットを撮る手間を省くことができます。

  1. iSCSI LUN を選択します。
  2. [スケジュールの設定] をクリックします。
  3. [スケジュール] タブで [スナップショットの予定を有効にする] にチェックマークを付けて、スナップショットを撮影する時間と頻度を設定します。この共有フォルダのスナップショットの予定をキャンセルするには、チェックボックスのチェックマークを外してください。
  4. [OK] をクリックして、設定を保存します。

予約スナップショットの維持設定を行う:

  1. iSCSI LUN を選択します。
  2. [スケジュールの設定] をクリックします。
  3. [維持] タブを選択します。
  4. 維持設定を行います。以下のいずれかのオプションを選択してください。
  5. [OK] をクリックして、設定を保存します。
  6. 確認メッセージが表示されます。[OK] をクリックして確定します。

iSCSI LUN スナップショットのコンシステント状態を構成する:

  1. iSCSI LUN を選択します。
  2. [スケジュールの設定] をクリックします。
  3. アプリケーション タブを選択します。
  4. コンシステント状態を切り換えるには、[アプリケーション コンシステントなスナップショットを有効にする] にチェックマークを付けます。
  5. [OK] をクリックして、設定を保存します。

iSCSI LUN を修復する:

iSCSI LUN のデータを復元するために、スナップショットを 1 つ選択します。

  1. 復元する iSCSI LUN を選択します。
  2. [スナップショット] をクリックし、[スナップショット マネージャ] を選択します。
  3. 復元ポイント(時点)となるスナップショットを選択し、[復元] をクリックします。

iSCSI LUN またはスナップショットをクローンする:

iSCSI LUN の書き込み可能なコピー、または iSCSI LUN スナップショットを作成します。

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維持ポリシー

このオプションは、ボリュームのスペースを節約するためにスナップショットのバージョンが占有する最大容量を指定するのに理想的な方法ですが、長期間にわたってスナップショットを維持する必要があるかもしれません。

Synology は GFS(「Grandfather-Father-Son」親子三代)維持ポリシーを採用しています。スナップショット バージョンが占有する最大容量を維持しておく期間を次のように設定することができます。毎時毎日毎週毎月毎年

ストレージ マネージャは、それぞれの時間枠において設定された最大数のスナップショットを維持します。特定の時間枠に複数のスナップがある場合は、最も古いものだけが維持されます。例えば、週間スナップショットを10個に設定した場合、過去10週間分は最も古いスナップショットが維持されます(1週間に複数のスナップショットが撮影された場合)。

さらに、最近撮影したスナップショット バージョンから簡単に復元できるように、デフォルトでは最新のスナップショットが撮影されてから1時間以内に撮影したすべてのスナップショット バージョンが維持されます。維持規則により自動的にスナップショットが削除されないように、スナップショットをロックすることも可能です。

注:

用語集: